加齢黄斑変性症とルテイン

失明にいたる目の病気に、糖尿病性網膜症・緑内障加齢黄斑変性症などがあります。糖尿病性網膜症は糖尿病が原因で進行する内科の病気ですが、緑内障加齢黄斑変性症は純粋に眼科の病気です。


加齢黄斑変性症は、眼の奥の網膜の一番感度がよい黄斑部が障害される病気です。両目で見ていると気づきにくいのですが、肝心の見たい部分がゆがんだり陰になったりします。障害部位はだんだん広がり、視力は低下して最後は失明にいたる恐ろしい病気です。


紫外線などによるフリーラジカル活性酸素)の発生や血流障害により障害が進むと考えられていますが、はっきりした原因はわかっていません。


最近は網膜に存在するルテインが黄斑部の傷害を防ぐのではないかと眼科医の間でも話題になっているようです。実際加齢に伴って網膜のルテイン含有量は減少しており、反対に加齢黄斑変性症が増加していることから関係はありそうです。


そこで今話題になっているルテインですが、加齢黄斑変性症を予防できるのではないか、あるいは進行を抑えることが出来るのではないかと注目されているわけです。食品にはホウレンソウやブロッコリーといった緑黄色野菜に多く含まれます。


ルテインの必要とされる摂取量は10〜20mg/日と考えられ、食品だけから摂取するのは難しいようです。そこで健康食品が販売されていますが、肝心な含有量はバラバラですから表示を確かめて購入してください。


私のところでも以前ドラッグストアで購入したルテイン製品を持って相談に来た方がいましたが、ひろはし薬局で扱っているルテイン製品の1/10程度の含有量でした。同じ量のルテインを摂るとすると価格は3倍くらいになり(当薬局のほうが割安)ガッカリしていました。


ダイオウシャチュウガンという漢方薬がありますが、眼の難病の加齢黄斑変性症もルテインと併用するといいのではないかと考えています。


生活習慣病・皮膚病・心の病・漢方薬
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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