リール黒皮症

皮膚科専門医でさえ最近診ることがなくなったリール黒皮症。女性の顔面にアザのように黒っぽく広がります。純度の低い化粧品原料で作られた化粧品が原因だといわれ、近年ほとんど見かけなくなったのは、精製技術の進歩のおかげでしょうか。


油焼けという言葉があります。日焼けの原因が日光(日)に対し、原因が油によるものということです。化粧品は化粧水以外は油を使用しますから、化粧品でも油焼けをおこす可能性はあるわけです。


精製技術が進んだといっても、肌につけた化粧を落とす作業はヒトがするわけですね。私は化粧はしませんから(最近、化粧をする男性もいますが)間違っていたらゴメンナサイ。


くどいようですが化粧品は油です。油を落とすのは、油が一番ですね。これを石鹸やゲル(ジェルともいう)で落とそうとすると頑張らなければいけません。そう、肌に負担をかけることになります。クレンジング用のオイルが必要な理由です。


その後クレンジングで取りきれなかった汚れ(垢や埃など)は洗顔石鹸を使ってもう一度落とします。ここまでをダブル洗顔といいますね。トリプル洗顔を勧める方もいますが、ダブルで充分だと思います。


きちんと化粧が落とせれば問題はありませんが、残っていると皮膚についたまま変質する可能性があります。変質した化粧は皮膚に刺激を与え、現代版のリール黒皮症を発症するかもしれません。


リール黒皮症という(過去の)皮膚病から、化粧の落とし方を考えてみました。化粧をしたまま眠るなんてのは論外です。10年後20年後の肌を若く見せたいのなら、化粧の皮膚に対する影響もきちんと考えましょう。私の薬局では”オードムーゲのクレンジングオイル”をおすすめしています。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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