漢方の勉強法

昨夜、私が立ち上げた漢方の勉強会を行いました。以前は東京まで行っていたのですが、所用が増えるに従い時間が取れなくなってきたため、地元で行おうと漢方に興味のある医師に声をかけスタートしたものです。


まだ少人数ですが、1人ではウヤムヤにして進みがちな勉強を、お互い確認しあい納得しながら進めています。多くの臨床家に集まってもらうともっと実りある勉強会になると思いますが、継続することを基本にあせらず行いたいと思います。


700ページ以上ある本を、順番に読んでいきますが隔月開催なので読み終わるまで何年かかるでしょうか?それでも毎回新たな応用が身に着きますので、皆さんの相談のお役に立てることでしょう。


さて、昨日勉強した漢方薬にカロケイシトウという薬があります。ほとんど学会でも聞かない使用経験の少ない薬だと思いますが、ここを読んでなんとなくこの薬の働きが掴めたように思います。


肩凝りなどに使うことが多いのですが、ビダール苔癬や強皮症といった難治性の皮膚疾患にも有効かもしれないと思います。漢方薬はあくまでも体質にしたがって薬を決めますからすべての人に当てはまるわけではありませんが、治りにくい病気だけに治療法の可能性が広がりました。


学会・研究会も重要ですが、日々の勉強も非常に大切です。理系の私がいつの間にか嫌いだった漢文を読むようになったのも不思議な気がしますが、病気で苦しむ人が喜んでくれたら苦労のし甲斐がありますね。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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