水着による皮膚炎

この時期に水着による皮膚炎が見られることがあります。水着をつけた部位に赤い発疹が現れ痒い皮膚病です。あなたはこんな皮膚炎をみたことがありますか?


この皮膚炎が海水浴の後に現れたとしたら、これは水着の素材にかぶれたものではなく別の原因によるものでしょう。その原因とは海水中のプランクトンです。えっと驚くかもしれませんが、海水中のプランクトンが水着と皮膚の間に入り込み皮膚炎を起こすようです。


新潟県は海に面していますので海水浴皮膚炎と言うこともあります。ひょっとしたら天然の河川や湖でも同様のことが起こるかもしれませんが、塩素濃度が適切に保たれているプールでは起こりません。


もしプールでも水着による皮膚炎が出たら?塩素が関係するか、水着の素材によるものか、など他の原因を考えなくてはなりません。


皮膚炎自体はそれほど重症にならないようですが、予防策となると海に入らないこととなり現実的ではありません。海から上ったらできるだけ早く水着を脱ぎシャワーで海水を洗い流すことくらいでしょうか。


治療法は一般の皮膚炎と同じでステロイド軟膏を使いますが、皮膚炎の症状を考えると弱いステロイド軟膏で充分対応できるでしょう。もちろんステロイドを使いたくない方は痒みを抑える抗ヒスタミン剤の軟膏でも構いません。2〜3日治るのが遅くなるくらいですから。


クラゲの発生などがあり新潟県では海水浴のシーズンは17日頃まででしょう。今年は比較的休日の天候に恵まれていますが、くれぐれも事故のないよう注意して楽しんでください。


心療内科相談・皮膚科の病気・漢方薬生活習慣病不妊
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/


過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼ってありますから、見たい記事がありましたら《ひろはし薬局のホームページ→過去のブログ》から探してみてください。


メールは《Re:タイトル》でお願いします
hirohash@seagreen.ocn.ne.jp