野口みずき選手 無念!

北京オリンピックの女子マラソン野口みずき選手が競技出場を見送ることになりました。肉離れが原因とのことですが、伝えられるところによると北京オリンピックに向けて努力をしてきたそうなので本人の無念さは計り知れません。今は治療に専念してもらうしかありません。


オーバーワークが原因との話も聞きますが、一流選手のこと複数の要因が重なった結果でしょう。ただ運動選手に付き物の筋肉・腱・関節・骨の障害を防ぎながら、トレーニングを行わなければ選手の競技生命を奪うこともあるのでコーチの役目は非常に重要です。


漢方的にハクシュウサンやロクジョウなど早期回復が期待できるものもあるのですが、ドーピングの問題もあり基本的に薬物療法は避けなければなりません。(漢方薬だからと安心できないのです)


同じような悲劇を繰り返さないためにスポーツ生理学などの研究結果を一線の選手・コーチが活用できなくてはいけませんし、加えて漢方の立場からも考えてみたいと思います。


筋肉・腱・関節・骨は”血(ケツという)”の養いを受けています。”血”は食事により生成され全身を巡りますから、食事はスポーツ障害予防の基本と言えます。三大栄養素蛋白質が重要ですから、質のよい蛋白質を充分摂りたいものです。


月経で”血”を失う女子選手や体重別競技で減量を伴う選手は”血”が慢性的に不足しやすいと考えるべきでしょう。当然スポーツ障害が起こりやすくなりますから、日頃の練習にも注意が必要です。


10代20代の内10年前後の競技生活ですから、日頃の辛い練習に耐えても大会に出たいと誰でも思うでしょう。4年に一度のオリンピックなどの国際大会なら尚更です。そのためにも体調管理は慎重に行うべきですね。


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