誤飲性肺炎を予防する

新潟県内においても新型インフルエンザが確認されました。予想された結果ですから驚くことはありません。弱毒型であっても強毒型であっても、このような形で拡がってゆくと認識しましょう。ただ今回は確認漏れも相当あると考えられますので、強毒型が入ってきた場合は、更にきちんとした対応をする必要があると思っています。


高齢者に限って言えば死因のトップに来るのが肺炎です。通常の感染症としての肺炎だけでなく、飲食物を間違って肺の方に落としてしまう場合などに起こる誤飲性肺炎が多くあります。


普通なら間違って肺に入れば、激しく咳が出て肺炎など起こさないのですが、老人の場合肺での咳反射が衰え肺炎になるのです。また飲食物だけでなく唾液を肺に入れてしまうことも珍しくありません。


そこでいろいろな対策が検討されていますが、どなたでも簡単に出来る方法として、口の中を清潔に保つことで意外と大きな効果があるのです。知っての通り、口の中には数百種類の細菌がいるとされています。


口の中を清潔にしても完全に細菌をゼロにすることは出来ませんが、誤飲性肺炎の発症は確実に減らせるのです。歯みがき・うがい・お茶を飲む・・・などの方法で口の中の細菌数は減りますから、できる範囲で行ってみてください。


先日相談に来られた方の身内で誤飲性肺炎により亡くなられた方がいると聞き、高齢化社会における日常の対策として紹介しました。

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