コレステロールは下げなくていい時代が来る?

いよいよ農作業を本格的にスタートしました。注意はしていても、外での作業にケガはつきものです。でも大丈夫!外傷の特効薬『紫雲膏』も作ったばかりでたっぷりあります。私が子供の頃は、ケガをすれば赤チンやヨーチンをつけて、傷口を吹きながら早く乾かしていたものですが、10年以上前から乾かさない治し方「モイストヒーリング(湿潤療法)」が早くきれいに治るということで拡がってきています。今までの常識が全く逆の方法に置き換わってきているのです。それで、紫雲膏で湿潤療法を行なうと、やっぱりきれいに治りますね。是非お試しください!

さて、常識の変換という点では、タイトルの件もショッキングです。コレステロール低下薬は、製薬メーカーにとっても大事な主力品目ですから、不必要となれば売上・利益ともに大打撃です。「コレステロールの代わりに売り上げが下がった」なんて笑い話にもならないような切実な問題でしょう。まだまだ国内においては、コレステロール低下が主流ですけども、コレステロールを下げない方が長生きしているという事実もあり、矛盾を抱えていたことは間違いありません。それでも、理由はいろいろと言われてますが、真偽をハッキリさせる必要があるようです。

今回、このタイトルにしたのは、プライマリケア学会での東海大学・大櫛陽一教授の録画講演を聞いたからです。自説に都合の良いデータばかり集めた内容かもしれませんが、「なるほど!」と思う部分もたくさんあり「もしかしたら・・・」との気持ちは正直あります。もちろん、動脈硬化学会を中心に、脂質やコレステロールの専門家の議論を経て、きちんとした結論が出されるべきでしょう。
しかし、コレステロール低下薬の中心である『スタチン類』により副作用が生じていることもあり、不必要な薬なら飲まない方が安全との立場からすれば、早めの結論が望ましいと考えます。

一足早く研究者と製薬メーカーとの金銭関係をオープンにしている欧米では、製薬メーカーにとっての不都合な真実が次々と明らかになり、コレステロール低下薬の使用が減っているとの話を聞けば、ちょっと焦りますね。私が最新情報を仕入れる学術講演会も、メーカーが会場費や講師代金を負担していますから、講師はメーカーの不利な内容を普通は避けることになります。だから、こういう場で聞く場合には、眉に唾をつけて多少の脚色があるとの前提で聞くわけです。一方、学会は基本的に参加者の参加費で運営されますから、このような脚色は少ないものの、100%排除できるわけではなく、賛助会員という形で援助してますから、学会でも強く否定することは難しいと思います。

「では、どうしたらいいか」ということですが、どちらが正しいではなく、どちらにも正しい部分があるとの前提で評価を下すことかなと考えます。一般の方には非常に高いハードルでしょう。私だって、完璧な見極めは出来ないと思います。こんな時には、何人かの親しい専門家に直接聞いてみることです。一般の方は、かかりつけ医やかかりつけ薬剤師に聞いてみることですよね。その人が、自分の家族にはどうするかを聞けば、なんとなく方向性が見えてくるでしょう。

私は、しばらく様子を見ようと考えています。つまり境界レベルであれば治療は受けない。治療域でも、すぐに薬ではなく、きちんと運動と食事を見直して、身体に自然な方法を(これなら極端で不都合なな変化は起きないはずです)試します。少しでも時間稼ぎをするということと、薬を使うにしても、少ない薬で済むから安全性も高くなります。

ただ、今までに書いたブログも、???の部分があるのかもしれません。書いた時点では、正しいと思われる情報となってますので、そのことを念頭に今後も読んでください。コレステロールに関しては、しばらく動向に注意したいと思いますし、わかり次第に正しい方向性を示してゆきたいと思います。



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