昨日午前は娘のピアノ発表会でした。あまり練習している感じではなかったし、親の方が心配になるほどの状態で本番を迎えました。で結果は、そこそこ出来たのではと思っています。
柔道で敵なしの時代を築いた山下泰裕でさえ、どんな試合でも試合前は緊張していたと語っていました。そう老若男女問わず、誰でも大事な場面では緊張するものですが、緊張し過ぎると本来の実力がほとんど発揮できなくなりますから、怖い部分もあります。
緊張とは、交感神経(自律神経の一つ)が興奮した状態で、動悸・血圧上昇・のぼせ・血糖値上昇・口の渇き・などが現れます。大事な場面で、顔がのぼせて口がカラカラに渇き心臓はドキドキするというのは当に交感神経興奮状態なのです。
この状態を落ち着けるために、”人”という文字を手のひらに3回書いて舐めるだとか、深呼吸するとか、いろいろと工夫を凝らしています。心理の分野では自律訓練法が用いられますし、医療では精神安定剤が処方されます。
漢方薬を構成する生薬にも、精神安定作用(安神作用といいます)を持つ物が多くあり、動悸やのぼせ・不眠などに体質を考慮して使い分けます。私のところでは、甘麦大棗湯を使用する機会が増えています。
牛黄や熊胆にも強力な安神作用があり、単独で用いられたり他の生薬と組み合わせて使われますが、牛黄と生薬の組合せ処方で有名なものに”清心丸”があります。眠気が来ない安定剤として、また即効性の期待できる漢方の安定剤として重宝しており、評判も上々です。
もちろん娘にも、家を出る前に飲ませてあります。だからか分かりませんが、とにかく無事に発表を終えました。スピーチの前や舞台の前になると定期的に飲んでいる方が、何人かいます。先日は結婚式のスピーチであがらない様にと清心丸を差し上げたところ無事大役を果たせたとのことでした。
とにかく緊張でドキドキするような場面を上手く乗り切りたい方に”清心丸”はおすすめです。
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