うつ病に効く認知行動療法

漢方相談の効果を高めるために勉強をしてきたカウンセリングや心理療法。多数の本を読み、東京や大阪に出かけ学会に出席し手探りで始めた技術でしたが、やっぱり効きます。今は、その人に合わせて認知行動療法だけでなく、対人関係療法交流分析などいろいろ組み合わせています。

精神疾患で主として行われている薬物治療。これはこれで必要なのですが、再発の問題や副作用などを考えると必要最小限に抑えることが理想と考えます。そこで、活躍するのが精神療法・心理療法です。
物のとらえ方や考え方の幅を広げて柔軟な対処法を身に着ける認知行動療法は、世界的に高い評価を受けているだけあって、コツをつかめば効果が認められます。
またコミュニケーションにおけるストレス軽減や自己肯定感の向上に役立つのは対人関係療法でしょうね。多くのストレスが対人関係上のことがあるだけに、認知行動療法同様に高い評価があります。日本では活用できる人が、認知行動療法ほど多くないのが欠点かもしれませんが。

交流分析は、ストレスのため方の理屈やメカニズムを確認するのに使えますし、認知行動療法対人関係療法をしていても、時々説明するのに使って理解を深めています。最近は担当校の高校生に、交流分析を利用してメンタル講座を開催して、意外と好評です。もちろん、性格占いや恋愛にからめて話を進めているので、その工夫も大いに役立っているのでしょう。

そして、認知行動療法などでいくら頑張っても、「どうしても頭では分かっているけど・・・」という無意識での抵抗があります。ここには、再結団療法やゲシュタルト療法・スキーマ療法などがあります。
無意識に働きかける方法には催眠もあり、これらを身に着けたことで、かなり幅が広がりました。

さらに、トラウマに対するEMDRは、ちょっと変わった方法ですが、やはり効果があります。
私のセラピーでは、上記のほかに、森田療法内観療法やナラティブセラピー、家族療法などの心理療法を、適宜組み合わせて応用しています。また、自律訓練法をイメージと組み合わせることも効果的と考えており、癌に対するサイモントン療法に組み合わせてさらに効果アップを図っています。

心の不調に、漢方薬は体質改善に、そして心理療法は心の体質改善に、本当に役立つ実学だと考えます。もちろん終わりはありませんから、今月も来年もあちこちに出かけてより効果的な技術を身に着けてこようと思います。来月は、名古屋である日本心療内科学会にて発表をしてこようと演題を提出しました。独りよがりの間違った方法では、クライエントのためになりませんから発表を通して情報交換してこようと思います。

そんなに小さい都市ではない長岡市ですが、心理療法やカウンセリングを行う施設がほとんどありません。もちろん行政も相談を受け付けていますが、ニーズに追いついていないと感じています。有料での相談になりますが、お金をいただく以上、最短期間で効果が出るよう努力したいと考えます。


漢方薬心療内科相談・皮膚科の病気・生活習慣病不妊
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/

過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼ってありますから、見たい記事がありましたら《ひろはし薬局のホームページ→過去のブログ》から探してみてください。
  あるいは⇒http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/sub6.htm

メールは《Re:タイトル》でお願いします
     ⇒hirohash@seagreen.ocn.ne.jp

講演の依頼に関しては、ホームページに掲載してある講演内容を参考にして、お申込下さい