午前の紫外線に油断は禁物

翼状片という病気をご存知でしょうか。眼科の病気ですが、年配者の目頭からクサビ状に伸びて白目の部分を覆ってくる病気です。目が浴びた紫外線量に比例して発症率も高まっています。だから北海道よりも九州の方が多く発生しています。


紫外線の皮膚への影響はよく知られているところで、11:00〜14:00の時間帯に注意していると思います。しかし目のことを考えると、9:00前後と15:00前後が目に入る紫外線の量が一番多いそうです。


目を保護するにはサングラスの着用が必要ですが、サングラスを購入する時には紫外線を遮断できるものを選ぶ必要があります。色が付いていれば安心できそうなものですが、中には色が付いていながら紫外線をほとんど遮断しないものがあるのです。


本人は紫外線をカットしているつもりでも、紫外線を浴びた目は翼状片を徐々に発生させているのですね。気をつけていただきたいと思います。


また色が付いているのに紫外線をカットしないと、色が付いているから目に入る光量を増やすために瞳孔が開くのです。開いた瞳孔からは紫外線がタップリと眼球に入り、白内障・網膜症などの原因にもなります。


この翼状片に対し、今は亡き眼科の漢方医、藤平博士は手術以外の有効例を報告されています。手術よりも漢方薬の方が安全ですが、その前に予防が一番重要ですね。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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