寒くなると風呂と鍋物で身体を温めたくなります。日本人で
良かったと思う瞬間の一つでしょう。
その一方で、風呂場は今や交通事故死の3倍以上とも言われる
危険な場所の一つです。
入浴時のリスクを減らすために、どんなことに気をつけたら
いいのか考えてみたいと思います。
入浴するには、居間から出て廊下を通り脱衣場に入ります。
その後、衣服を脱いで、浴室へ移動し、かけ湯などしてから
浴槽に入ります。
この間、血圧はかなり上下に変動します。この変動が血管に
負担となり、例えば脳卒中などの引き金になるのです。
植田のデータによれば、42℃の湯温だと30~40mmHgの
変動が観察されています。
(植田理彦 ; FRAGRANCE JOURNAL 1984; 12.)
これは、浴槽に出入りする間のデータですが、居間からの
移動を考えると、短時間の間に大きな変動を繰り返している
ことが容易に想像されます。
この変動が入浴時の危険性の一つです。
また、風呂に長時間浸かる方は、意識しづらいでしょうが、
かなりの汗をかいているとされます。つまり、気がつかない内に
脱水状態になっているかもしれません。冬にもかかわらず
風呂場で熱中症が起きているのです。
脱水状態は、血圧にも影響を与えますから、二重の危険性を
抱えることになってます。
温泉旅館における露天風呂でも同様のことが言えるでしょう。
露天風呂が好きな人は、充分にご注意ください。
このようなことから、年間1万人以上の方が風呂場で亡くなって
いるとされます。風呂場はかなり危険な場所という認識が必要
かと思います。
では、対策として何ができるかというと、居間、廊下、脱衣場、
浴室、湯温、これらの温度変化をできるだけ小さくすることが
大切だとされます。先ほどの植田のデータでは、湯温が38℃の
場合の変動は15mmHg程度に抑えられているのです。
そして、脱水対策は入浴前の水分摂取です。ただ、アルコール
類は逆に脱水を進めるので水分摂取になりません。誤解しない
ように気をつける必要がありますね。
とにかく、気をつけながら風呂で温まりましょう。
長岡の相談薬局・ひろはし薬局 TEL (0258)37-7551
薬剤師・公認心理師・スクールカウンセラー 廣橋 義和
ひろはし薬局のサイトでより詳しい情報を提供します。 https://hirohashi-pharmacy.jp/blog/
⇒8hirohashi\gmail.com (\は@に変えてください)
薬機法の関係で、具体的な薬品名は表示を控えています。
お知りになりたい場合は、直接ご連絡ください。
訪問による出張相談・在宅相談にも積極的に応じています。
ひきこもり・うつ病などのメンタル相談、外見の気になる皮膚病相談、
病中・病後など体力低下による外出困難な場合、など遠慮なく
お申し付けください