生活習慣病対策は小児期から

土曜日はバタバタして書き込むことが出来ませんでした。また全国ニュースになるほど土曜日は天候が荒れ、車約100台が立ち往生した新潟市に私は出かけていたのです。直前に新潟市の知人に道路状況を確認し新幹線で出かけたのがよかったようです。車で行っていたら私も立ち往生していたかもしれません。


土曜日は第3回新潟食と健康フォーラムがあり『小児期からの生活習慣病予防と食育』のテーマで講演がありました。新潟県立大学准教授太田優子先生、新潟薬科大学准教授佐藤眞治先生、日本歯科大学准教授小松崎明先生、新潟医療福祉大学講師松井由美子先生、同講師塙佐敏先生からそれぞれ専門の立場で講演がありました。


総括すると、食事の重要性は基本ですが食卓を囲む雰囲気(食事の風景)が食事内容に大きな影響を与え、場合によっては心の成長にも影響があるとの内容には大きく共感しました。また朝食を抜くことの問題もいろいろありますが、朝食を抜くことで基礎代謝が落ち肥満につながることをデータで示され、生活習慣病の基礎は小児期に芽が出ていることに納得。来月老人会で話すときに、この話題を使わせてもらおうと思っています。


また小児期の遊びの変遷から運動量の減少・基礎体力の低下の問題を挙げ、放課後遊びの減少と基礎体力の低下との関連や遊びの内容とコミュニケーション不足との関係など内容は多岐に渡りました。


”三つ子の魂百まで”と言われるように、小児期は身体作り・人格形成において重要な時期です。核家族・共働き世帯が多い昨今、子育ての苦労はなかなかだと思います。でも現状を知り、少しでも改善する努力をすることが大切なんですよね。


心理の勉強をしていても、小児期の親子の関わりは多大な影響を及ぼしていることがわかります。人格形成や自尊感情形成がきちんとされていれば、薬物乱用に走ることも少ないのではないかと最近の私は考えており、私の講演では薬物の知識だけでなく心理面からのアプローチも加えたり家族で情報を共有してもらおうと、保護者の参観やデータのフィードバックも行っています。


薬剤師は健康のコンサルタントとして、薬のことだけでなくもっと幅広く啓蒙活動をしなくてはいけないなと考えさせられたフォーラムでした。長岡でもこのようなフォーラムを開かなくてはいけませんね。

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