突発性難聴

“通りすがり”という方から指摘を受けました。1/9に書いたブログで“特発性難聴”と記してあるのですが“突発性難聴”のことでは?という指摘です。ご指摘の通り“突発性難聴”のつもりで書いたブログです。単純な誤りですが別の病気ですので、ここに訂正させていただきます。また今後このようなミスを起こさないよう注意したいと思います。申し訳ありませんでした。


難聴で悩む方は、意外と身近にたくさんいます。生まれつきの先天性難聴や種々の原因による後天性の難聴があります。前回取り上げた浜崎あゆみさんの突発性難聴は後天性の難聴になります。原因や障害部位により更に細かく分類されますが、ここでは割愛します。詳しく知りたい方は専門書や専門医のホームページをご覧下さい。


突発性難聴の原因ははっきりせず、ウィルス説・微小循環説などがありますが、治療は対症療法としてステロイド薬・循環改善剤・代謝改善剤・酸素療法などを組み合わせて行います。ポイントは治療を早く始めることで1ヶ月以上経ってからの治療では回復は望めないとする意見もあります。


漢方相談をされる方は大多数治療を受けて来ますので、漢方的に考えて対処することになるのです。耳は、五臓の考え方からすれば《腎》との関係が深く、経絡を考えれば《肝》《胆》との関係も生じます。発症した時の状況(ストレス・過労など)や他にある症状(めまい・胃腸虚弱など)等から総合的に判断して漢方薬を選ぶことになります。


発症した時の状況は再発防止に重要で、ストレスを抱えやすい人なら適切なストレス・コーピングの方法をアドバイスしなければ繰り返したり別の病気になったりするでしょう。このアドバイスも出来るだけ具体的で実行可能なものでなければ我々の自己満足に過ぎません。と言っても一番難しいのですが・・・。


他に現代医療の治療法を参考に、各種の製剤や生薬を組み合わせることもあります。酸素療法の代わりに牛黄を使ったり、微小循環の改善にイチョウ葉や田七人参を併用したりします。耳鳴り・難聴共に治りにくいのですが、参考にしてください。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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